家具屋行脚 vol.1 @ 中目黒
自分の空間を造る。そんなことばの中に、どこか空想的なモノもなくはなく。
それを具現化するためには、確かに色々面倒で。餅はすぐ描けるが、実際に形にするには相当な労苦が必要だ。
何よりコスト的な問題も大きい。
実際に見れば見るほど、触れれば触れるほど、良い物とそうでない物の差は歴然。良い物は値がはる。それは素材のみならず
貼り合わせかた、構造的な問題。
凝れば、凝るほど、「パッと見」で違いが出てくる。こだわり抜いた物は、ほんとうに見ていて気持ちいい。
ぼくは、新居を構えるにあたって、これまでもこだわっていたインテリアを、今一度、「徹底的に」選んでみようかと。
それは、作り出した空間の中で、例えばソファに腰掛けて、その空間を見回したとき、言いようのない、そして心地良い高揚感を
突き上げるそんな気分を味わい、それからクールダウンよろしくじっくりと落ち着けるために。
家具屋を行脚し、出来るだけ多くのものを見て・触れて、それから取捨選択して、自分の、家族の、ジャストフィットな空間を作り出す。
それまでの、記録です。
まずは、目黒駅から目黒通りを学芸大前に向けて歩いた。
2013年4月27日(土)
目黒駅から10分から15分。結構歩くが、それだけの価値は十分にあるショップ。
「Karf(カーフ)」
個人的に一番好きな店。オリジナル商品だけでもいくつもラインを持ち、とくに「Leaf」シリーズはどれもすばらしい。
シンプルでいて、ちょっとしたこだわりが気持ちいい「Tolime+」もkarfらしい。
Karfの隣にあるのが、ACME(アクメ)。
ダイニングテーブルやシェルフなども豊富だが、個人的には額とかポスターとか
植木周りの小物がすばらしいな、という印象。
ちょっと歩いてあるのが、ヴィンテージを集めた
LEWIS(ルイス)。
店員の方がすごく気さくで、ものすごく詳しい。
ロイヤル・コペンハーゲンの60年代、70年代の
オリジナルマグカップ(6800円)も置いてある。
Karfのヴィンテージ家具ライン、
「Blackboard」
途中休憩は、東京のデザインホテルと言えばここ?というぐらい
知名度抜群の学芸大前の「CLASKA(ホテル・クラスカ)」。
1階のカフェは、広いソファがゆったり置かれてて、くつろげる空間設計。
2階には、インテリアショップもある。
休憩後、BRUNCHや小さなショップ、オーダー家具からヴィンテージまで
目黒通りを挟んで、インテリアショップ天国の「はしご」を楽しむ。
メモが増え、名刺(カード)が増え、頭の中がそろそろ
飽和してきたので、
路線バスでa.flatへ。
丸一日。ほんとうに色々みて、色々勉強になった。
実際に見ていると、無垢材、ウォールナット、加工、むき出し、それぞれの否か。
そんなことが手に取るように分かり、
好きか、嫌いか、がはっきり分かってくる。
実際に見て触れる行脚。
好きなのか、嫌いなのかを見極めるためにも
ほんとうに有意義だった。