日本の伝説的ストライカーに学ぶ!
釜本邦茂サッカー教室
@駒沢オリンピック公園 第二球技場(東京)
2018年10月6日(土)
スポーツ博覧会・東京2018


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日本サッカー界のレジェンドといえば、キングKAZUかという印象もありますが、オリンピックでメダルを取り、世界を見てきた重鎮。それよりも、そのキャラが素晴らしい。小学一年生に対しても、「〜やれ」「〜はやく、はやく」「〜をおけ」などなんというか同等に「指導する」姿がうれしい。何よりも、釜本さんのすごさは、子供が、普通に話しかけていくことだ。怖いというのではない、教えてくれることが感覚で、言葉が直球だけに、特別に通じるものがあるのだと思う。そんな釜本邦茂さんの大人気サッカー教室が、今年もスポーツ博覧会東京のいっかんとして開催。特別ゲストには、元サッカー日本代表の前園真聖さん。これまた、テレビでいじられているイメージとは違い、なんとも場の作り方のうまい方でした。うちの息子はミニサッカーで、前園さんにパスを回すようにとさんざん交渉し、やっとパスがもらえたときによそ見してました、が笑。

それにしても、この日は10月とは思えない猛暑日。一年生にとって二時間というのはなかなか長時間です。が、小学6年生まで参加しているだけに、せっかくの釜本指導。二時間では足りないという風でした。一人、小学6年生の女の子も来てましたが、なでしこジャパンって、きっと「あれぐらい上手い」んだろうな、と思わせるほどきれっきれでした。この時、小学1年生だから、ということは関係なく、ボールをあしのインサイド・アウトサイド・裏側でしっかり止めて、そして速く性格にパスする。ボールタッチは前にも後ろにも。同じ練習を何度も何度も、そして確実になるまでする。「W杯で活躍する選手が特別なことをやっているわけではなく、同じ練習を徹底的にやっているだけ」+「サッカーは、よ〜く考えることが必要」。マイクを通して聞こえてくる釜本さんの指導は、なんとも感覚とロジックと、それを小学生相手だということがない交ぜになって、結局のところ、前園さんが言うように、「今日で何かが変わるわけではなく、今日、教わったことをどれだけ自分のものにできるか」。なるほど、そういうサッカー教室の経験は、貴重だった。