Tokyo Sea Life Park
葛西臨海水族園

@東京
2019年7月28日

マグロが泳いでいるところ、見てみたい。そんなあるようで無い光景が見たいがために足を運んだ。思えば1年前、マグロが大量死でニュースになった場所。見事な復活を遂げ、やはり、これは、一見の価値ありという迫力だった。イエローテイルが鮮やかで、旨そうにギラギラと光るからだ。そして何より、猛スピードで泳ぐ群れ。ただ、単純に、「見る」魚として、これほどまでに魅力のあるのも珍しいのではないかと思う。

まず、ここ葛西臨海公園。もう少し行けばディズニーに行けるという立地ながら、ここで降りる人もいる、というのは考えてみればすごいことで。降りて、みて、なるほど、となる。まずは、休日の公園感がすごいこと。橋を渡って、右に行けば大きな観覧車、真っすぐすすめばストリートパフォーマンスをやっている広場。左に曲がれば水族園がある。

エントランスから、マグロがドンと構える構造。そして、広々として、緩やかなスロープで続くエントランスまでの道。見渡す海と合いまった光景は、素晴らしい。まさに、「海の中、水の中」に入っていくイメージで入館する。渚の生き物、東京の海、海鳥、世界の海とカラフルで様々な生き物が続くのは、普通の水族館と変わらないが、やはり、なんといってもクロマグロの水槽。

水槽の前に置かれたゆったりとしたベンチに座って、ぼんやりと、いつまでも眺めてしまう。あの、しっぽの黄色は、なんであんな色になるんだろう、なんでマグロ同士でぶつからないんだろう、なんで、なんで、と思いながら見ているうちに、そんなことはどうでもよくなって、なんて、いいんだろう、とただただ見続けてしまう、マグロたちの姿。まさに圧巻。

その後、ペンギンやサメとエイにタッチ(触れる)できるコーナーを堪能した後、帰りに、もう一回、マグロが見たくなって、足を運んでしまう。これが葛西臨海水族園だと思える。

水族園を出て、大観覧車へ。スカイツリー、東京の街並み、そして海、なにより羽田空港から飛び立ち飛行機。この絶景をみつつ、ここにきて、2020年の東京オリンピックのカヌー会場も見渡せて、さっきのマグロの泳ぎが投影されて、空を泳ぐ魚、みたいなことまで堪能できたり。




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