すごい人です、改めて。そして、時間ぎりぎりに高円寺の駅に降り立って思うのです、「もっと早く来るべきだった」と。
お祭り好きの東京ならではというか何というか。サンバにジャズ、エイサー、よさこい、花火大会も諸々日本の縮図のような中でも、この高円寺の「阿波おどり」は有名。2日間の開催中100万人が訪れ、1万人が踊るというお祭りです。今年で60周年の歴史を持ちます。始まりは昭和32年。徳島からボランティアが駆けつけ、高円寺の街の象徴、小さな路地の個性的な店の数々が祭りのリズムにおどり狂います。夜になればなるほど、楽しいです。
踊った人達の、踊りの後の「汗」がキラキラ光り、男は腰を落として力強く、女はスッと背を伸ばして凛として踊ります。踊る阿呆を見るこちらとしては、すだちビールでほろ酔い、踊る阿呆より見る阿呆なんて、損する阿呆だな、と勝手に体が踊りたくなってくるから不可思議。
演舞場は全部で7つ。中央線の高円寺駅を出てから、すぐ目の前の中央演舞場まで行き着くのも交通規制でなかなかたどりつけないですが、それゆえに、いろんな店の、色んなモノが見られて嬉しいです。高円寺だけに、古着も、もちろん有ります。