第97回全国高校サッカー選手権大会
2019年1月12日
@埼玉スタジアム
100回を迎えた高校野球の甲子園と、97回目のサッカー全国大会。国立の芝を踏むことが目標だったサッカー少年達の聖地が一時的に埼スタになって数年が経って、それも板に付いてきたかな。それにしても、甲子園に比べて高校生達の手で作る全国大会という印象。普段、サッカー観戦をしていると、バックスタジアムの左右に応援団がいて、吹奏楽が奏でるという「らしい」雰囲気に、なんだか青春を感じる。それにしても、埼スタは、サッカーが見やすいスタジアムだ。
PKを制した青森山田高校の、応援席の前での雄叫びダンス。
どの高校も「10番」を背負う選手は思わず目が追いかけてしまう。
今回の準決勝は、台風の目になった尚志高校と瀬戸内。それを迎え打つ青森山田と流通経済大柏。大接戦で逆転劇の青森山田の試合は、見ていて、本当に面白かったし、ワンサイドゲームになった流通経済大柏と瀬戸内も。野球部まで応援にかけつけた広島の瀬戸内、それを圧倒した流経大柏のサッカー。目の前でプレーするのが高校生だということに改めて驚くほどのプレー。ホイッスルがなって、勝ち・負けがついた後、涙がある、肩を抱き慰める選手もいる。敵と味方が抱き合い、ピッチを一周する。決勝は青森山田と流経大柏。現状、見られる試合としては最も魅力ある一戦になりそうだ。