年に2回、成田空港近郊の航空科学博物館で行われる恒例のイベント、航空ジャンク市。こんなに朝早くから整理券を狙って行列していることも知らず、マニアだけがオタクに来ているわけでもなく。なんとも飛行機三昧を堪能するためには、一度、初心者マークを付けて行ってみて。。。
それから「次」。いろんな対策を練って出かけて、はじめて「成功する」市が体験できるのかな、と。とにかく、毎回・毎回行こうとは思うモノの、成田までわざわざ行くこと、+(プラス)、どうせ行っても計器とかファーストクラスのシートとか、なんだか何も買わないような気がする、なんて間違えたイメージのために行かずじまいで。そんなあれこれが、一気に解決した今回、ようやく行けたわけで。そのレポートを記す。が、結果から結うと、次回へのリベンジ!それに尽きる。
まず、成田までの足について。都内に住んでいるなら、バスがいい。それも東京八重洲から出るJRバス(千葉バス)。バス往復代に航空科学博物館の入場料、それに特別入場できる屋上展望台+747ガイドツアー+売店の5%OFFチケットが付いて、普通に電車で往復するのと料金が変わらない。とにかく、バスに乗ってしまえば、空港で巡回バスに乗り換える手間もなく直接行けるところがうれしい。ジャンク市目当てなら、そのバスの一番早い7:20発がおすすめ(私は8:00発で行って、整理券185番だった)。
整理番号順に、多目的教室程度の場所に順に入れられる。慣れている人は目当てのものをしぼり、それに直行。そして、とりあえずカゴの中に詰め込んで、あとでゆっくり精査する。整理番号が100番移行ともなると、その最初に入った人が迷った末、買わない、といって戻したモノをラッキーパンチで拾うぐらい。とはいえ、人の好きなモノはそれぞれなので、私のように、大赤字で倒産したフラッグシップキャリア、かつてのサベナ・ベルギーの機体が好きだと、モデルプレーンが山積みのまま残っていたりする。
いろんなものをゆっくり見て回るには人が多すぎる(ちなみに、開催初日の午後ともなると、人も少なく(もちろん商品もすっからかんだが)、ゆっくり見て回れる。奥の方にある掘り出し物を、宝くじ感覚で探してみるのも面白いかも知れない。が、やはり、まずは狙いをさだめて早く行くこと。これがジャンク市を制する確実な方法だと思う。結局、私はモデルプレーン4機とエアポートの都市名をするすプラスチックのカード(Buffaloの。66がついている映画が大好き)を購入。全部で5400円だった。クレジットカードが使えた。ちなみに、カタール航空のA330は1:200スケール。早くに入っていた少年(5万円分ぐらい大人買いしていた笑)に、よかったら要りますか?といって譲り受けたモノ。4歳の息子が気に入って、購入。一日たったらいろんなところが壊れているが(笑)。他にはサベナ、ヴァージン、エアフラのモデルプレーン(小さいの)。
展望レストランで昼食をとって、JRバスの特別入場、屋上展望台へ。スタッフオンリーの階段を上がり、天気がいいと富士山バックの飛行機が撮れるという絶景スポットへ。あいにくの曇りだったが、次々に飛ぶ飛行機と、一つ一つに面白く詳しい説明(ガイドのおじさん)が着くので面白い。息子は、たまたまこの日、SASのダイキャストを持って行っており、ちょうどまったく同じ型のSASが飛び立って、なんとも不可思議な体験をしていた。風が強いが、何時までも見ていられる飛行機の離発着。なんて幸せな時間だ、とかみしめる。
屋上見学の次は、これまたJRバスについている747セッション41ガイドツアーへ。10年前まで現役で飛んでいたジャンボ機の先端部分をきりとって展示しているこの博物館の目玉施設。なんとも怖そうな先生よろしく、木の差し棒をもって説明してくれる方の話が面白く。
いくらハイテクになっても、高度をはかるもの、水平かどうかをはかるモノは、ものすごく小さな部品であることや、非常ドアの開け方、そしてなにより実際のコックピットへと、見所満載のガイドツアーを堪能。空き時間は、離発着する飛行機が、これでもか、というぐらいに間近に見え(成田空港の各ターミナルの展望台よりも、こと離発着だけをとらえれば確実に良い展望である)、子供には、飽きないアトラクションがあるので、丸一日楽しめる。ただ、飲食に関しては、レストランが一軒あるのみ。それもメニューが少なく、スナック類やドリンクなど、軽食となると皆無。もちろん、博物館の周りにはほとんど何もない。自家用車で移動出来ない身であれば、お菓子は多めに。というところか。