(出谷温泉公衆浴場にて)
「わざわざ感」っていうんでしょうか、温泉旅館と違って公衆浴場にはそういうものがない。だけど、銭湯ほど密着感もない。この絶妙な距離感。そこにこそホッとする。足が伸ばせる、窓から見渡す一面「山」&「川」っていう景色も助長する。山の中にひっそりあって、西日が夕暮れと変わるころには早々閉めてしまう、そんな「緩い」感じも好きです。これが近所にあったら?
そんなことを考えながら他に客のいない湯船に浸かりながらぼんやりと、川の横を掘って、温泉が湧き出てくる!と興奮している人を眺めていた。ら・・・、近所のおっちゃんらしき人が入ってきて一日の疲れを思いっきりとってました。「思いっきり」というのがピッタリくるほどの顔で、「あ”〜」、と漏れる一言。近所にあったら、、、きっと良いだろうな、と思った。