空間がシーニック。
駅前の、
とても古びた建物の、角。
ひなびた
ラーメン屋かしら?
からの〜
「えっ?」という驚き。
SOBA - Shiro Kuro
麺処しろくろ
@東京・八幡山
2020年11月21日(土)
ラーメン屋の主人、というよりシェフと呼びたくなるような佇まい。
丁寧にひとつずつ創り上げていく。待っている間の空間美。
L字型のカウンターで6席。
ここができるまでは、味はいいけどなんだか中途半端な函館塩ラーメンの店だった。
そこからの大変身に目を奪われた。
鴨の塩そば。
鴨とヤングコーンと柔らかいメンマ。
それに鴨が別皿にもられ塩ラーメンが提供される。
味に変化を持たせて、一杯をじっくり楽しむスタイル。
塩ではもう一杯。
浅蜊とムール貝の塩そばがあった。
定番の塩は、煮干醤油。
麺といいスープと言い具材といい。
なんとも旨い。ほんとに旨い。
昔から伝説的に聞く「屋台で旨かった味」が
大チェーン店化する、、、
まるでその始まりを見るようで。
ここがシーニックなのは、一人で、丁寧に
そんな空間を創り上げているからだ。
場所柄もあるが、客もその空間をつぶさない。
落ち着いて、味わえる、いいところだ。
食べ終わって、最後、
「ごちそうさまです」というより
「ありがとうございました」
と思わず口から付いて出る店(空間)だった。
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