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京都・岡崎公園散歩
2017年3月11日

市立に国立の美術館があり、劇場やコンサートホール、図書館までそろった文化色の濃いエリア。市民の憩いの場としても、動物園があり、テニスコートがあり、少年や球場があり。そんな岡崎公園周辺エリアは、京都の左京区、その中でもブランド力の高いところという印象が強い。寺社仏閣はもちろん、やはり、ドンと構える平安神宮の存在が大きいのだろう。平安時代の京都を今に伝える、なんとも優美な外観とゆったりとした空間は、蹴鞠が似合う、そんな感じ。天気の良い日は、フォトジェニックな光景が続く(どこを切り取ってもすばらしい)。平安楽市は、月一回開催されるマーケット。京都=パンとは誰がいったのか。屋台でパンを売る人が多かった。そのまま、外国人の団体旅行客にまぎれて平安神宮へ。圧巻。久しぶりに見たが、このフォルムと、突き抜ける空が、本当にいい。これで左近の桜が咲いていれば、完璧なのに、と、まだ三月、小雨の降る天候の中、歩いてみる。

もともと走っていた市電を保存した観光案内所。岡崎コンシェルジュらしいこの車内では、おばさま二人が、ず〜っと私語してました笑。京都弁で。それもまたよかったり。

京都会館が生まれ変わった。というのは東京に居ても聞いていたことで、代官山や二子玉に次いで、京都で蔦谷書店が展開する、というのも知っていたわけで。で、実際に、ロームシアターなる一角に行ってみる。京都には、「これ、京都とちごたら、だいぶ、もっさいでぇ」というのがある。それは、逆に、京都だと、とてもしっくりきて素晴らしいというか。このロームシアタースクエアなる場所が、このスカッとした感じが、平安神宮のすぐ側であるからこそ、なんとも素晴らしく。蔦谷書店はどこも同じだが、京都モダンテラスは素晴らしかった。モダンという言葉を、これほどまでに体現させてくれる街は、やはり、京都の良いところか。

今回は、美術館をすっかり飛ばした散歩道で。岡崎公園をちょろっと回っただけ。細見美術館なんかにも寄れず、今度はじっくり、ちゃんと回ろう、と。