ラ・フォル・ジュルネ Tokyo 2018
@東京・丸の内
2018年5月3日

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フランスの港町ナントで生まれたクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」。2005年に東京上陸して今年で14回目。丸の内エリア一帯と池袋で、本格的なクラシックが気軽に楽しめるイベントとして有名。旬な若手やビッグネームが名を連ねるコンサートは、45分間と短めで、その分手頃な値段で楽しめるのが特徴。国際フォーラムの大中小のホールで幾つものプログラムが繰り広げられる。ヨーロッパの映画祭で見られる「一日中、映画を」というコンセプトに似た「一日中クラシック音楽を」。朝から晩まで、家族連れやカップル、もちろんクラシック好きまで、誰もがクラシック音楽に触れられる。だけではない。フリースペースの音楽が楽しいのだ。フードトラックが連なるネオ屋台村で、ワインやビールを飲みながらガパオ、グリーンカレー、横手焼きそばなどを食べながら、美しいフルートの音色に酔いしれる。また、丸の内エリアコンサートでは、有楽町界隈から京橋、大手町までの一帯で、無料コンサートが行われる。それをはしごするだけでも十分に楽しめるのがこのラ・フォル・ジュルネの特徴とも言える。

わが家が一番はまったのは丸の内仲通りの国際ビル前で行われたコンサート。カラフルなピアノが一台、並木通りの真ん中に置かれ、そこでソロピアノ、フルート&ピアノ、8手ピアノの演奏がおこなれた。若手の演奏者ならではの「たのしい」構成で、とくに「鍵盤舞闘会」のパフォーマンスは、息子も心を奪われ世界感にどっぷりはまっていた。