航空業界に「クリティカル(危険な)・イレブン・ミニッツ」という言葉がある。離陸後の3分と着陸に際しての8分、それらを合わせた11分間に、旅客機の事故は多いという。「魔の11分間」と聞けば、うなずく向きもあろう。(産経新聞)

2024年1月2日午後6時前、羽田空港で、新千歳空港から向かっていた日本航空516便が、着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突。この事故で海上保安庁の機体に乗っていた6人のうち、5人の死亡が確認されたほか、日本航空516便の乗員・乗客のうち14人がけがをしていることが確認された(朝日新聞)。

この魔の11分を、毎日、何百便と離発着する航空機は、乗り越えていることに(それが普通であることに)忘れがちだが、こういう事故があると気付かされる。

今、最も警鐘をならすべきコトバだ。


2024年1月6日記