meiji 工場見学(埼玉県)
明治なるほどファクトリー坂戸
2017年3月27日

関西の、それも大阪から京都方面のJRに乗る方なら分かると思いますが、大きな板チョコの看板というかオブジェというか、それは電車の速度でも「でかっ」と感じるほどなので、その横幅たるやすごいんじゃないか、と思うのですが、それが、meijiの板チョコで。チョコレート工場へ行きたい。そんな風に思って、パッと浮かんだのがmeijiでした。東京からアクセスできるのは、、、と探すと、埼玉。それも東武東上線でずっと行って、埼玉県の坂戸まで。普段、ここの工場見学(明治なるほどファクトリー)は、個人受付をしておらず、団体受付のみ。なので、小学生の社会科見学などが主かと思うのですが、今回は、今年の2月に夢の島熱帯植物館で行われたカカオからチョコレートを作る実演に行った際、熱帯植物館の団体さんとして工場見学を実施してくれ、そこで申し込んだので、行けました。と、長い前置きはさておき、最寄り駅の「若葉」という駅について、歩くこと十五分、工場の近くには、チョコレートやカールのチーズのフレイバーが漂ってきて、これぞ、THE 工場。そんな感じを受けつつ。

工場の受付を済ませると、待合室(というより講習会場)へ通され、3つのグループに分かれて、1階のカール工場、そして2階のチョコレート工場をまずは見学します。他にも広大な敷地には、工場が点在してますが、見学出来るのはここだけです。チョコレート工場の端に、特設の廊下(ライン)があって、そこから中の様子をみます。板チョコが全自動でやって来て、それを一人の人の目で異物などを見分け、そして、銀紙をつつんで製品化していく流れ作業。カールの方は、もっとすごかったです。よく見る、カールをむにゅっと出して、それを扇風機の羽根のようなカッターでチョキチョキきってカールを何個も何個も製造し、それをカールの噴水、なる透明の筒状の容器の中を、一気に吸い上げられ、そこにチーズやカレーのフレイバーが吹き付けられて(うすあじ、というカールの味は、関西だけで、関東では作ってません、という説明に驚き!)、できあがり。袋に入れたてのカールを、もらうことができます。梱包されたばかりの袋は、お店に並んでいるのよりつるつるしてて、ちょっと温かい、という作りたて感が嬉しかったり。見学ルートの廊下の突き当たりには、湯島天神でお参りを済ませたウカール神社がありました。

2時間ある工場見学のうち、カール工場とチョコレート工場の見学を終えて帰ってくるとまだ一時間以上残っており、おかしいな、と思ってると始まったのが、「チョコレートの歴史」なる講義。なるほど、こういうことをしないといけないのか、と感心して、まぁ、聞いてると面白くもあるのですが、とにかくですよ、長いのです。授業中を思い出しました笑。bean to barという生産地からの一括管理の下、生産地も潤ってもらおうという活動が広報され、meijiの高級チョコ、THE チョコレートの2つの味をテイスティング。それをテイスティングシートに書いて、味くらべをします。そんなこんなの説明が終わると、最後は、グミ、アポロ、たけのこの里に板チョコのお土産をもらって帰ります。これだけの規模の工場からは、相当の製品が製造されていて、それにしては人が少ないな、という印象でした。が、それはおそらく、これだけオートメーション化し、製造するシステムを確立させたからで、他に余った人の力は、もっと別の、よりよい商品の開発などに回されているのかな、と思ったりして。また、甘く美味しい香りを嗅ぎながら、帰路の駅まで歩きました。

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