次世代のエネルギーとして期待され、同時に、海底から地球温暖化に影響を与えると言われている「燃える氷」、メタンハイドレート。
期待の方から記すと、メタンは、都市ガスの主成分でもあり、現在でも身近に使っているエネルギー源の一つ。無臭。そんなメタンの氷状の物が、日本近海の海底に多く存在すると言われている。このメタンハイドレートは、燃えた後、水しか出さない。
ただ、温室効果が高いとされるメタン。これが海から大気へと放出され、気候に影響を与えていると。先日、このメタンハイドレートが、泡のように立ち上っている様子の撮影に成功したというニュースが載っていた(朝日新聞)。どのようにして気候に影響を与えているのか、それを知る重要な発見、らしい。
たとえば、このメタンハイドレートを、大気中に放出する前に採取でき、それをスムーズにエネルギー源として使うことができたら。一つ投げた石で二羽、落とせるやもしれない。