「本やCDを購入するように写真も気軽に購入したい」。
ポール・アントワンヌ・ブリア氏とアレキサンドル・ド・メッツ氏の二人は、
そんな思いから2006年にパリで起業。、
アートフォトをもっと気軽に、身近なものにしてきた。
エディション(限定数)をつけて希少価値をつける写真作品と、アートフォトグラフィー。絵画のように写真を扱うのではなく、CDアルバムや映画のように扱う。この動きに賛同して、日本で初めて、2016年の4月から半年間の期間限定で丸の内にオープンしたのが上にある写真。
左にある名刺は、その日本の店の店長さん。話が丁寧でとても詳しくわかりやすい。だいたいの部屋のイメージを言うと、色味やサイズ感、アクリル板がいいかどうかなどをサジェストしてくれる。
店長の須藤さん曰く、日本で初めての試みなので、どんな写真が売れるかまったく未知数。ファッション系の写真が売れるかと思っていると、ネイチャー(動物系)が人気とか。
IKEAなどでカラーコピーしたような写真が、シンプルな額縁にはいって売られているが、それに満足する人にはあまりピント来ないかも知れない。が、古きよき時代の銀塩写真の深みある色味が好きなら、アートショット(40x50cm、限定数なし)の一枚なら、8900円に5900円のフレームを入れても、15,000円ほどでアートフォトが部屋に飾れる。
もっと気軽に、身近にアートを感じさせる東京の暮らしは、子供達の心の中に豊富な何かを芽生えさせ、次の東京をもっと華やかにしてくれそうな気がする。
そういう意味で、気になるコトバだ。
2016.04.17記