MOON ART NIGHT SHIMOKITA
ムーンアートナイト下北沢
@下北沢
2023年9月21日(木)

下北沢駅を降りるとすぐに、今回の企画展のテントが立っており、そこでパンフレットをもらう。下北沢の夜を月をテーマに彩る秋の夜長のアートフェス。昨年に続いて行われた今年は、イベント、ワークショップともに充実してきている。

とはいえ、メインはやはり、夜のライトアップされたインスタレーション。それを目当てに、私も行ってみた。

駅から下北線路街空き地に向けて歩いていると、色んなお店が今回のアートフェスに合わせたメニューを掲げる。もともと、夜を楽しむ下北のそれが、ひとつのテーマをもとに『盛り上げよう』とする姿勢は分かる。盛り上がっているというのとは別の意味で。

まずは、下北線路街空き地へ向かう。

あれ?ドラえもんに出てくるような空き地しか、ない。そこにはちょうど子ども達もいたので写真をとったものの、いやいや、ここにはこのアートフェスの顔、LUKE JERRAM(ルーク・ジェラム)氏の巨大な月のインスタレーション「Museum of the Moon」があるはずでは・・・。

正直、それを見に来たといっても過言ではないのに。時間がはやいのかな、いやそんなことないな、と思いながらも、場所が違うのか、と、ちょっと先に「うさぎ」を見に行くことにする。

交番の前からスズナリまで坂道を降りて、その劇場の細い坂道を登る。カトリック世田谷教会には、AMANDA PARER(アマンダ・パーラー)氏のウサギのインスタレーション「Intrude」がある。

ムーンにウサギ、この組み合わせは良いモンだ、と今度こそ、月を見に行こうと、また空き地までもどって、そこから東北沢駅に向かって歩く。もしかすると、月のインスタレーションは大きすぎるので空き地ではない「この先」にあるのでは。

とreloadを進む。なんとなく、ごちゃごちゃした下北ならではの夜ではなく、とてもきれいに整備された歩道。隣にあったボクシングジムでは、多くのボクサーがエクササイズというより本気でミットに打ち込んでいた。

で、東北沢駅の屋上まで来て、月はなく。スタッフの人に聞くと「今日は悪天候のため、展示が中止されました」と。この日、天候のせいで「月」は出ませんでした。残念。

この辺りまでせっかくきたので、超太麺でミシュラン掲載店、「麺と未来」で塩ラーメンを食べて帰る。今度は、月の出る夜に、再訪しよう。



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