ネニキカメン (我ら勝てり)
古代ギリシャ語の「ネニキカメン」は
マラソン発祥の有名な故事に使われる。
ヘロドトスの「歴史」の中で、フィリッピデス
という名の男の伝説。
彼は、紀元前490年、ギリシャがペルシャを
撃退したという知らせをマラトンから40`離
れたアテネまで伝令し、アテネの地で「ネニ
キカメン(我ら勝てり)」と伝え、息絶えた。
この40`が元になり、マラソンが生まれた。
近代オリンピック第1回大会。
フランスの言語学者ミシェル・ブレアルが
このフィリッピデスの故事にちなんでマラトン
からアテネのパナシナイコ競技場までの
40`でマラソン競技を提唱した。
後、第4回ロンドン・オリンピックの際、
女王が観戦している席の真ん前でゴール
出来るよう、距離が少し伸びて42.195`に
なった。