2023年 @東寺


三越前から高島屋の方へ。
コレドが出来るまでは、結構この移動が多く
どこからどこまでが橋か、なんて
正直、それほど意識せずに通っていた。
が、橋の両端にある像、そして上を通る首都高。
この光景にはいつも
「なりふりかまわず成長させた」
高度経済成長(はじめのオリンピックの頃)の
なんとも後先みない感じを強烈に受けていた。

小泉純一郎元首相が、青空を取り戻す、と言ったとき
確かに、こんな窮屈な高速道路なんて地下に埋めて
プラハのカレル橋よろしく
開けた光景になれば素晴らしいと賛同した。
(そのための莫大な予算云々は一旦、おいておいて)

そんな話題が出てからと言うモノ
この橋を渡るたびに、ならではだなぁ、と思うようになった。

幼い頃から京都の国道1号線が通学道だったことから
この国道は、東京の日本橋から大阪の日本橋まで繋がっていると聞いて
なんとなく、東京の日本橋というのが起点ということを意識していた。

徳川家康が江戸の中心としてかけた橋がこの日本橋であり
五街道の原点とされる場所。
いわば、道の起点になる場所だ。

川の上に首都高を作り
オリンピックのために通した「便利」。

この日本橋にある光景を
橋の上に首都高がある未来都市と見る見方と

やっぱり青空を取り戻したいという見方があるという。

いろいろあるが、この日本橋の光景には
はじまりを感じる。
道の始まり、世界中に経済大国として知らしめた日本の成長のはじまり
という意味でも。

江戸から始まった日本の今の形、
その核たる場所といってもいいかもしれない。


























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日本橋
ならではの
光景(はじまり)