ランチコース
「ニーノ」
4,500円
【左上】パンは3種類。どれも焼きたてでやわらかい。もう少し召し上がります?となるとおかわりは自由。【上中央】アンティパストは鰯のレッドオニオン添えが美味。サーモンもオリーブオイルと絡んで絶品。【右上】そしてそしてパスタ。マグロのカラスミにズッキーニ、エビを絡めたオリーブ仕立て。とにかく、食感がたまらない。これ一つでも大満足。【左下】メインは魚と肉から選ぶ。魚は鯛のフライであっさりとした味付けと焼き加減の絶妙さに最高得点に近い味。【下中央】肉料理は牛フィレのステーキ。ミディアムレアでほっぺが落ちる、っていうのを体験できる。【右下】最後のドルチェはコースによって違い、「ニーノ」コースではイチジクのケーキとピスタチオのアイスクリーム、そして熱々のチョコレートケーキ(カップにはいったもの)。昼間から食前酒でほんのり酔って、旨い料理に気分も穏やかになる。
【シチリア料理】
Ristorante da Nino(ニーノ)@南青山 2008年10月25日(土)
新鮮な魚介類とイチジク、オレンジなどのフルーツを、ケッパーやオリーブオイルに絡めたシチリア料理。南へ行くほど美味しいというフレンチやイタリアンの法則から言って、イタリアンの中でも絶品のはず。その期待を裏切らず、気取った風もなく幸せにしてくれる店が「ニーノ」だ。オーナーシェフはシチリア島生まれで、有名レストランでの修行後、これまでの集大成としてこの店を開いたとか。シチリア島から「真のシチリア伝統料理の大使」という称号?を与えられている。20席ほどの客に料理を出すと、店内に来て、気さくに話してくれる。「ボーノ?」と言われたので、ほっぺに指をぐりぐりして「ボーノ」と感嘆した。
オープンキッチンなので、料理をしているシェフを覗くと、まぁ、手際がいい。そして味付けの段階になってもスムーズだ。身体に染みついている技っていうやつでしょうね。料理人は3人。ホールを1人で切り盛りする女性も、水やパンの切れ目に目を光らせ、さっと「補充」してくれる。さらには料理の説明もしっかりと。う〜ん、値段は決して安くないが、全然なっとくの味に、また行きたくなる店だ。3つ星!です。