最高のコストパフォーマンスを目指すというコンセプトで、大きな話題を集めた「俺の」シリーズのレストラン。フレンチやイタリアン、焼き鳥やパンまで幅広く展開する中で、スパニッシュは、この店舗だけとなっている。

わいわい、がやがや楽しみながらいただける店内の雰囲気は、居酒屋以上レストラン以下、バルというには広すぎるが、どれもお酒のすすむ味付けだった。

まずは、「なみなみ！俺のカヴァ」で乾杯。なみなみに注がれると、美味しさが半減、という気持ちの面とは逆に、結構な勢いでスパークリングできるから、やはりこれはうれしい。パエリアは時間がかかるので、まず、ドリンクと同じタイミングで注文。人気No.1の俺のパエリアよりも、シーフードパエリアを選択。もちろん、パエリア専門店で食べる完成された味、というよりは、3280円でこれだけの具材が入って、しっかりと魚介のうま味を感じさせてくれるコストパフォーマンに感動する、といったところか。

あとは、定番のアヒージョ（具沢山の俺のアヒージョではなく、こちらもマッシュルームのアヒージョを選択。これが大正解だった）。バケットを注文すると、お通しで俺のベーカリーのパンが付くときいたので、バケットの注文はやめる。ただ、アヒージョには、バケットの方がよかったかも。

他にもスペイン産生ハムの盛り合わせ（生ハム感というより、サラミもあって、濃い味付けでお酒がすすむといった類の生ハム）、ポテトフライ（トリュフマヨを添えて／このトリュフマヨがちょうどいい塩梅の味だった）を注文。

熱々のアヒージョに俺のベーカリーをつまみながら、なみなみのカヴァを飲む。ポテトも食べたりしながら、実に、なんともバル感が増してくる。

そろそろテーブルの上のものがなくなるタイミングでパエリアが登場。追加でムール貝とアサリのシェリー蒸しを注文しようかとおもっていたが、パエリアの上にこれでもかというぐらいにアサリもムール貝が乗っており、それで十分だった。

2時間でサッと食べて、変える。3人で食べても1万円ちょっとという、とてもコスパの高い店だ。