@大阪・関西万博(EXPO2025)

大阪で開催されている大阪・関西万博会場のシンボル、大屋根リング。世界最大の木造建築として、ギネス世界記録に認定された。実際に見るのと、写真や映像で見るのでは、全然違った印象を与える建造物だ。

万博という様々な要素があふれかえる会場内を、ぐるりと「ひとつに結ぶ」大きな輪は、「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を表しているという。寺社仏閣で使用されてきた貫接合に、現代の工法を取り入れたというこのリングは、会場内を確かにひとつにつないでいる。

まずは、リングの下を歩く、暑い日には、ちょうどいい日陰となり、雨の時は逃げ込める。会場内の案内ボードとしても活用され、この山手線的な円は、とにかく、ここを歩いていれば、迷子知らずといったところだ。

そして、何よりシーニックなのは、上だ。エスカレーターで上がると、約20mの高さを2キロでつなぐ遊歩道。道幅もゆったりとしており、上から会場内を見るのが、絶景だった。

少し遠くには、工場と海。上には空と太陽。そして、眼下の万博。

大屋根リングは、遠くから眺めてシーニック、そして、下を歩いてもシーニック、最後には、上を歩いてもシーニック。特に、遊歩道からの万博会場の光景は、今、この時にしかない絶景が見られる。

この大屋根リングを一周するだけでも、万博へ来る価値がある、とさえ言ってもよい。

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