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今、学力調査としては一番注目されている国際学力調査
PISA(Programme for International Student Assessment/ピザ)。
日本人の学力が回数を重ねる毎に下がり、学力低下が叫ばれている。
この調査は、経済協力開発機構(OECD)が世界57ヵ国(2006年度)の
15歳児を対象に行い、対象となるのは全世界で約40万人。
単に知識を覚えているかではなく、リテラシー(与えられた材料を
読み解き、必要な情報を引き出し、活用する能力/応用力)を調
べる調査。問題はオーストラリア教育研究所の「国際センター」が
参加国の提案を受けて作成。日本の国立教育政策研究所やアメ
リカの調査会社も協力している。
3年に一度行われ、今回で4度目。次回は09年度に実施され、
中国やインドの参加も見込まれている。この学力調査の特徴は、
まず各国2000人程度の予備調査を行い、そこで文化的な偏り
から特定の国が有利にならないか確かめた上で、翌年に本調
査を行うところ。日本の場合は、6000人程度がランダムに選ば
れてテストを受ける。
日本の06年度の結果は、「科学的応用力」6位(前回2位)
「数学的応用力」10位(前回6位)、「読解力」15位(前回14位)。
全ての分野で順位を下げた。
(以上、参照:朝日新聞)
あくまでも統計であり、ある意味傾向だ。が、かつてはトップクラス
と言われた日本人の学力はあきらかに「読まない、考えない」と
いう方向に行っているのではないかと危惧したり・・・もする。
PISA