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自動車、携帯電話、液晶テレビ。それらを生産する上で欠かせない金属、レアメタル。「産業のビタミン」とも言われている。経済産業省の定義で言えば、31種類。プラチナやレアアース、インジウム、ニッケルなどが主なものとして挙げられる。何が「レア」かと言えば、産出が難しい金属である上に、昨今の途上国の経済発展で需要が大幅に伸び、安定確保が難しくなってきたことからそう呼ばれる。埋蔵量でダントツの南部アフリカ地域と日本が共同して対策に乗り出している。同時に、石油同様、代替材料の開発にも余念がない。

先日、日本と南アの間で出された共同声明では、サッカーのワールドカップを支援する替わりに、具体的な協力推進で一致したとか。ガソリンがなければ車が走らないという危惧の一方で、車さえ作れない危惧まであるとは。地球上のほとんどのものを使いすぎているんだろうな、と思う。

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