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1870年代後半から、バルセロナを中心とするカタルーニャ地方の
アイデンティティを呼びかける文芸復興運動。簡単に言えばフィ
レンツェで起こったルネッサンスのバルセロナ版。
当時、マドリードを中心としたカスティーリャに押され、強いライバル
心をもったカタルーニャの人々は「スペイン語」ではなく「カタルーニャ
語」を使っていたとか。この中に、カサ・ミラやグエル公園、サグラダ・
ファミリアで有名な建築家アントニオ・ガウディもいる。時代の潮流に
うまくのって、ガウディはいちやく有名な芸術家になる。
この後、フランコ時代を迎え、このカタルーニャから出たピカソもミロ
も、ダリも、みんなパリに出て一旗あげるようになる。
が、これだけの芸術家が生まれる土壌、カタルーニャの出発点と言っ
てもいいのでは?
イスラム文化とキリスト文化がうまく解け合い、そして独自なものを誕生
させた彼らの「作品」に影響される「現代モノ」も多い。
ラ・レナッシェンサ