朝日新聞で約100年ぶりに連載されている『三四郎』。
そこで出てくる「露悪家」は、偽善家に対して使われているが

この言葉が
今の時代を反映しているのは、
むしろ露悪趣味というか。

無意識のうちに、かつ大まじめに
ことさら他人の欠点や、
ひとつのダメをいつまで引きずって(ぐちゅぐちゅ)言う人。

露悪家=実際より悪く見せる人、より
実際より善く見せる人の方が多いのは分かるし
だから偽善家(者)が一般用語になっているのだが。

善い悪いを二極化し
正論ばかりを主張して調整しない人など

意味の範囲を広げると
常識外れの露悪家が、
話をややこしくしているような。

そんな時代であるように思える。

2015.01.31記