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貧困問題のキーワードとされるのがこれ。「最底辺」とは、1日1.25ドル未満で暮らす極貧層。「10億人」は世界人口の6分の1。つまり、この世界で6人に1人は極貧生活を強いられており、その多くが途上国に住んでいるという現実を示している。

「最底辺の10億人」という言葉は、イギリスの経済学者コリアー氏が自身の著書のタイトルとしてつけたもの。実際には、10億人ではなく、15億人に迫るとも言われている。

昨今の景気悪化は先進国をも苦しめている。が、だからといって支援の手をゆるめると食料高騰などが原因で暴動がおこるなど、「平和」という観点からもその基盤が崩れる。

このキーワードを元に、世界共通の目標であり、社会的責任として饑餓撲滅を。そんな叫びがより大きくなっている。(朝日新聞参照)