フレンチトースト、と聞いてパッと浮かぶのは、名画「クレイマー、クレイマー」をビデオで見たとき、ダスティ・ホフマンが息子に作っていた朝食のフレンチトース。と、気分がいいときの母親が作ってくれたたまごべったりで重い粗目砂糖のフレンチトースト。正直、それなら目玉焼きにぬく御飯で海苔というペアの方が嬉しかった覚えがあり。
この写真のフレンチトーストは新宿にある「サラベス」のフラッフィーフレンチトースト(1,250円)。ものすごくフワフワで軽くて、さすが人気があるだけのお味。サラベスは、本場ニューヨークで「朝食の女王」と称され、アメリカンクラッシックテイスト。東京でも受け入れられている。朝ご飯というよりブレックファスト。ならではのフレンチトースト。シリアル以上、エッグベネディクト以下のちょうどいい感じ。さらに言うなら、家で食べる以上、気取らない以下、という塩梅。ちょっと違った気分でブレックファストしたいとき、フレンチトーストはまさにならでは、だ。