上海 南翔 小籠包

中国・南翔ならではの
「小籠包」

(南翔小籠ショップカード裏)

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小籠包の醍醐味は包み込まれ蒸されるスープの味だと思っていた。が、この小籠包発祥の地とされる南翔で食べたそれは、「肉」、つまり具が旨かった。具の旨さの「ついでに」スープがじんわり広がるというか。ただただアツアツというのに誤魔化されない味で納得。

南翔へは上海から車で45分。高速を使ってもそれぐらいかかる郊外にあって、ぼくが訪れた時はあいにくの週末。だからかどうかの渋滞。結局50分ぐらいかかったように思う。高速を降りて、意外に?街だった南翔を進むこと10分弱。名園「古猗園」がある。その入り口の横に構えるのが「南翔小籠」だ。その昔、ここに店を構えた店主が、一口サイズの包に出汁を入れて蒸したのが始まりとか。

店内は、朝から湯気立ち、活気?というか賑わいがあった。裏の厨房でひたすら蒸される籠を、次々に運んでは各テーブルに置いていく。ラッキーなことに、ぼくには「できたて」がサーブされた。お土産用の赤い袋と一緒にいくつか籠が重ねられているので、それをひょいっと取って出されることもある。あ〜、皮もそんなに厚すぎず、酸味の効いたタレにつけてパクパク食べてると、止まらなかった。・・・ぐらい、しつこ過ぎないとこもまた良かった。