ついにオープンした東京スカイツリー。
自立式電波塔としては世界一の高さとなる634メートル。

その中心を通る柱が「心柱」だ。
これは世界初の技術で、日本古来の木造建築「五重塔」をヒントにした制振システム。
日建設計と大林組がつくった。

ツリー本体とは分離した375メートルの鉄筋コンクリート製の柱が立つことで、
地震の際、本体とは違う動きをしてツリー全体の揺れを押さえる。

地震による倒壊がない五重塔の技術。
それが生かされたことで注目される。

今、日本古来の技術や文化、遺産を最新の今に活かす動きが多いように思う。

その中で心柱は、まさに今のコトバだと思う。


2012.05.27記

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