新宿エイサーまつり2016
@新宿駅東口および西口周辺
2016年7月30日(土)
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新宿区と沖縄県、那覇市を後援に、新宿にある各商店街振興組合が主催するお祭り「新宿エイサーまつり」は、昼と夜に部を分けて熱く行われる恒例のイベント。今年は15回目のメモリアルイヤー。もともとは、新宿のあるイベントでエイサーを呼んだところ、こりゃいい!ということで、エイサーを新宿と結びつけよう、と思ったのかどうか、もしかすると高円寺と阿波踊りのような策略があったのかも知れない。そんな新宿のエイサーは、あれよあれよという間に人気がでて、ここ数年、訪れる観客数は100万人を越えるというからすごい。

基本的に昼の部は熱射との戦い。熱いエイサーの演舞を、じりじり焼けながら見る。ステージは、新宿アルタ前から新宿通りを歩行者天国にしてマルイのアネックスまでに5つ。順番に、15分ずつ各チームがエイサーを見せてくれる。この5月、代々木であった沖縄フェスタで「琉球國祭り太鼓」のエイサーを見て、そして撮ったビデオを家で何度も見直しては、おもちゃケースを太鼓にして、ラップの芯でドンドン叩きながら、息子は完全にエイサーの虜で。特に、このチームの、ある女性にぞっこんの息子は、今回も新宿で「彼女」を見つけて興奮していた。愉しみ方は色々だ。夜の部になると、西口のハルク前から歌舞伎町まで多岐にわたる。ぞろぞろと大人だけで楽しむには、絶対にいい雰囲気だ(と思う)。

それにしても、エイサー。太鼓の響きと独特のリズム、かけ声がからんで作り出されるうねりは、古来の伝統を感じさせる。そして、このリズムの外で、見ている者にも分け隔て無く、ちゃんと「楽しみ」を示してくれるから凄い。何度も見ていると、曲も覚える。そしたら、合いの手もかけ声も分かってくる。一緒にタテにヨコに、い〜や〜さぁーさー、あーい〜やぁ〜、スィッ、スィッ、と。気持ち良くなる。