湘南・朝散歩

2005年11月19日

朝、7時。風は冷たいけど朝陽で暖かい。秋に真っ只中なんてことが言えるなら、正にそれ。朝食前の・軽い散歩。海沿い。サーファーたちで混雑気味の海を眺めながら漁港を通って「江ノ島」に行く。気持ちが、いい。朝の散歩?いくら考えても思い出せない。そんなことしたことあったっけ?これって、初めてかもしれないと思えるほどに、珍しい体験です。

「湘南スタイル」ってやつ?自転車にも、原付バイクにも、サーフボードをかけるフックみたいなのが付いていて、朝食まえにちょっと波にでも乗ってくるよ、っていう朝ね。いい。映画みたい、と思いながら稲村ヶ崎なんて・・・、ほんと映画が舞台となる場所ってことに気付いて、ものすごく納得する。

犬の散歩、老夫婦揃っての散歩。何れにしても、なんて散歩の似合う場所なんだ、と思いながら、ぼくも散歩する。
サーファーの聖地・湘南の海に沿って続く海岸は、散歩の聖地として憧れるほどの地になっている。

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翌日、藤沢から鎌倉まで約40分を「江ノ電」にのって移動する。海沿いを走るのは「鎌倉高校前」から「稲村ヶ崎」まで。そこまで(藤沢から言うと)は、路面を走ったりもする。日曜日の朝、10時にもなっていないことが関係してかどうか、道路を走る車は線路上へはみ出してくる、路上駐車を避けて。江ノ電はそんな車にクラクションを鳴らしながら、クラシックにブレーキをかける。“サンデー・モーニング”。マルーン5の歌が頭の中を流れ、その線路に侵入してきた赤い車から「宮沢りえ」がひょっこり顔を出しそうな。

一緒にこの「湘南・朝散歩」をしていた I は、ポツリと言った、、、
ここに別荘でも買って、のんびり暮らしたい、と。
そんなことを「実現」した老夫婦の散歩姿が、今朝も電車の窓から見えた。