→ reportに戻る

シンガポール ウォーク @シンガポール
2011年08月05日〜08日

綺麗な街。罰金の街。世界でも評価の高いチャンギ空港を有するシンガポールには、当たり前のように「国内線」という航空機は存在しない。そんな小さな国。「明るい北朝鮮」なんて笑い話にも出てくるほど、税金が高く、タバコ、車、ガソリンは、凄まじい。公団住宅は豪華で、国が管理する「生活」を謳歌しているようにも見える。高価な車は、日本のように綺麗だし、路地裏は、日本よりもゴミがない。そんなシンガポールを歩いて見たものをランダムに撮ってみた。中華系が多く、チャイナタウンやそれ以外にも仏教の匂いが強いが、インド人街やアラブストリート(マレー系)なども活気に溢れている。それぞれに「旧正月」が暦の上で違うので、それぞれの時期になると、そのエリアは電飾が華やかになって人があふれかえる。たまたまマレー系の旧正月だったので、そこは夜になっても人通りが多かった。そういえば、ラマダンだったため、モスクには夕方近くになると食料をもとめて並んでいたな。

そんな多民族国家シンガポール。国土の狭さや人口の少なさが「まとまり」を可能にしているのかと言えば、そうでもない。とにかく大小・多少に関わらず、多民族であるがゆえの「まとまろう」とする気持ちが強かったりするのだ。ちょうど独立記念日に近かったせいで、高層ビルの公団住宅のベランダにはシンガポールの国旗が各家庭に掲げられていた。少し、異様な光景。街の中では、赤いシャツを来た人たちが「シンガポール人」としての「独立」を大声で祝っていた。この、まとまりというか「まとまろうとする」感じ。9.11後のアメリカのようでもあるな、とぼんやり考えてみたり。ここ最近何かと話題の「マリーナベイ」に建ったサンズ。3つの棟の上に舟形の展望台がのっかっている。その上で、スマップが歩いたCM効果も手伝って、大人気だとか。超大型の観覧車(シンガポールフライヤー)とサンズがシンボリックだ。それを、マーライオン越しに眺めるのが、今のところ一番良いかも、と思える。世界三大がっかりスポット、マーライオン。サンズ効果で見直されはじめている。サンズの屋上プール。ここは、やっぱり素晴らしい。「空を泳ぐように」楽しみたいものだ。