空港を中心に街ができる。そんな構想が「空港都市」。
高評価を得ているソウルの仁川空港の設計を初め、ロサンゼルス国際空港のトム・ブラットレー新国際線ターミナルなどを設計したアメリカ人建築家カーティス・フェントレスは、空港は新しい都市環境の中核になりつつあるという。

フェントレスは「スカイシティー」と、そんな新興都市を呼ぶ。

空き地に空港が出来る→周囲に工業団地が生まれる→ハイテク企業が集まる→ホテルやショッピングモール、住宅が立ち並ぶ。

ワシントン郊外のダレス国際空が良い例だという。

そのスカイシティーに、空港自体が文化を発信する基地になれば。ブランド品、ワインバー、ファストフードに高級レストラン。空港内でディナーしたあと演劇や映画を見るなんてことも可能になる。

あくまでも空き地だったところにできあがる「都市」、空港都市の未来は近いかもしれない。

(Newsweek 7.9参照)

2013.07.07記

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