宇宙ポート
宇宙への旅。2001年を過ぎ、「超」お金持ちには
実現のものとなった。そして2010年、こんどは「普通」
のお金持ちでも体験できる時代がやってくると。
その、準備段階として今、世界のあちらこちらで
宇宙ポート(スペースポート)の建設が盛ん。
(Newsweek, 2006.8.16/23参照)
これまで、政府管理の元で進められてきた宇宙開発
は、ロケットやシャトルが飛ばしやすい、気候の安定
した砂漠のど真ん中や人里離れた「遠く」に拠点が
置かれてきたが、商業的な意味で、つまり「旅客」を
乗せて大気圏に出るとなると、エアポートでさえ「遠い」
と言われるのだから、今ある発射台をそのまま使うので
は話にならない。そこで、「宇宙ポート」計画が脚光を
浴びている。船はポートから、飛行機はエアポートから
そしてロケットはスペースポートから発つのだ。
主なものとして、アメリカのニューメキシコ州(2009年完
成予定)、シンガポール(チャンギ空港に隣接して建設
予定)、アラブ首長国連邦のラスアルハイマなどがある。