サンライズ
日が昇って沈む海。水平線からの朝日は、ホットだ。何度見ても気分は高揚し、形容しがたい非日常を感じる。こんなにも日常の、毎日のことなのに、それが非日常であることが不思議でもある。朝日に向かって走る、砂浜の感触。立ち止まって、意外にも早い速度で昇ってゆく丸い太陽を見る。5歳の子供は、赤いと言った。太陽が赤い。真っ赤に燃える太陽が、始まりを知らせる一日。実にホットだ。