代官山に出来て、銀座のSONYパークにも出来たばかりのスプリングバレーブルワリー。そこで作って、そこで出す（サーブする）というクラフトビールのお店が、京都にも出来たということでさっそく行ってみた。とてもシーニックなスポットだった。
まず、ロケーションが素晴らしい。四条通りから富小路を上がって、錦市場を越えたらすぐにあるのが京町家の一軒家。ここに醸造所があるというバランスがなんともいいし、店の雰囲気がとても落ち着く。おしゃれであり、京都っぽくあり、それでいて、ビールが旨い。ごくごく飲むと言うより、味わってしっかり飲めるクラフトビールの楽しさをしっかりと感じさせてくれる。

代官山でも経験済みの6種のテイスティングセットをまずは頼む。京都でも安定して美味しい。そして、せっかく京都まで来たのなら、フードも京都っぽく。九条ねぎをふんだんにつかったピッツァと、京都オリジナルのクラフトビール、IPAの京都 YOSANO IPAは、是非味わいたい一杯。量が少ないので、どこかじっくり味わうワインのような。ローストビーフと一緒に、食べては少し飲んで、ゆったりソファに腰を沈めて、外の町家を眺めて、店内の木目調の落ち着いた時間を吸い込んで、そして、また飲む。ああ、こういう京都も、いいものだ。