上海近郊の店が発祥と言われる小籠包。今では、台湾グルメとして広く知られている。日本においては、大根餅と小籠包は台湾のもの、という印象も強く、その印象を強くしたのが名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」だろう。

台北の本店では、店の前で整理券をもって並び(待ち)、紙に注文を書いて店員に渡すスタイル。それは日本での店舗でも同じ。

せいろからモワッと上がる湯気。
小皿の千切り生姜に醤油と酢などの小籠包のタレを浸す。

薄皮が破れないように、先端をつまみ上げ

レンゲに乗せて、ちょっと破る。

うま味の詰まったスープがレンゲにあふれ、まずはそれをすする。

ホットだ。

それから、タレに浸した生姜を乗せてパクリ。

ほんとに旨い、旨味がホットだ。

餃子ともシュウマイとも違う、軽やかさと濃いうま味。

かしこまって食べるより
ビールを飲みながら、パクパクいくのがとても良い。

そんな小籠包は、日本だけでなくアメリカやシンガポールでも人気。名鼎泰豐(ディンタイフォン)は、30年前にニューヨークタイムズ紙が「世界の人気レストラン10店」に選び、香港の香港九龍新港店がミシュランの星を獲得した。



2024年4月28日食す。