【左・右下】フカヒレ姿煮賭けご飯 \3,150 
【中央上下】アワビと車エビの炒め \3,990
【右上】五目つゆそば \945

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【中国・広東料理】
周苑 @横浜・中華街   2008年10月11日(土)

塩加減が抜群。アワビと車エビ炒めを一口食べてそう思った。日本人好みなんだろうなと思わせる「やさしいマイルド」さが、周富徳なんだろうか?一時のブームのような時代を経て、なおも繁盛を続けるこの店は、海の幸よし、野菜よしの万能型中華料理店だった。

酢豚や焼売が広東料理の代表と言えるが、そもそも四本足は机以外、空を飛ぶモノは飛行機以外、なんでも食材にするというお土地柄。豊富な食材を「適材適量」に味付けして出す皿は、どれも「大失敗」がないから安心だ。それ以上に、なんというか口に合う感じが嬉しくなったりする。ちょっと意外だったのが麺だ。ストレートで腰のある麺は、醤油ベースで海鮮の出汁が出たスープに絡んでとても美味だった。フカヒレはスープでしょう、というところをあえてあんかけ御飯で注文。うん、やっぱりスープかな……、と簡単に認めるのは癪なので負け惜しみついでに、「あん」にもしっかり出汁は出ており、御飯にも負けない食感が、さすがはフカヒレを思わせたモン。日本食が一番の日本人にも、中華はやっぱり美味しいものだ。