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多摩動物公園 @東京
2012年06月30日

ちょうど、いい。都心からの「遠さ(近さ)」といい、作られている感じと自然な感じの案配といい。すごく気持ちのいい動物園、ではなく動物公園だな、と思う。お弁当を作って、家族みんなで動物公園に行く、そんな開放感がたまらなく、いい。

京王線で新宿から1時間弱。アフリカ、オーストラリア、アジアに別れた動物たちのゾーンと昆虫のゾーン。坂道の多い広大な敷地を歩いていると、ここが東京だということはもちろん、檻の中に閉じ込められて「展示」されている動物園というイメージは払拭される。

とはいえ、夏になるとその広さと坂道が腰にくる。熱中症に注意してください。そんな園内放送が何度も響く。とはいえ、ここには水分補給と日陰が十分にある。本当に気持ちのいい作られたエリアだ。動物たち。とにかくぼくは個人的にチーターが好きだ。グレゴリー・コルベールの写真をみるまでもなく、チーターの美しさは何にも勝るのではないかと思われる。仏像でいえば、ガンダーラ美術のそれ、中でも傑作いわれる半跏思惟像のような。スリムで力強い。自分の子供にもそれにちなんだ響きを選んだほどだ。

他にもライオン、象、キリン、シマウマ。

ハビタンツと呼ばれるだけある「開放感の演出」はすばらしいな、と。目玉のコアラよりも、アフリカゾーンの方がおもしろかったかな。

とはいえ、初めてのコアラは小さくてもうぎゅ〜っとしたくなるほどかわいかった。レッサーパンダもかわいかった。息子が唯一反応したユキヒョウは、希少価値も手伝って、すごい存在感だった。

日本固有の動物たちも、多種多様ですばらしく、インコは天気がよかったので外に出てきて合唱していた。

多摩という場所柄、子供連れが本当に多く、それも動物園(公園)という雰囲気を醸し出していたのだろうな、と。

ショップのグッズもかわいく、妻は大興奮。息子より確実にはしゃいでいたな。そこで買ったシロクマのパペット。息子は大喜びです。

その笑顔を見ながら、また行こう、と思ったり。