あんかけチャーハン/小籠包(4個)840円

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【中華料理・小籠包】
LOHOTOI (ロウホウトイ)@恵比寿
2008年7月28日(土)

世界中の中華料理店で食べられる小籠包。始まりは、上海郊外の一軒の店らしいが、今や台北、香港、ロンドン、ニューヨーク、どこの中華に入っても出てくる。点心の一つではあるが、さながら点心の王様といった風格。とにかく、個人的に小籠包が大好きなのだ。皮の厚さ、具の具合、そしてスープの旨み。その三つが口の中で混在して、アツアツハフハフとなって、喉を通りすぎるころにジワ〜っとわき出る味。刻んだ生姜を一緒に食べると、なんとも妙味だ。美味しいと美味しくないが、これだけはっきり分かれる料理も珍しく、この店の小籠包はたしかに旨かった。お腹いっぱいといいつつも、二回も注文したほどだから。
店内はシックな色遣いで、中国人の店員は日本語に苦労しながら?も丁寧な対応だった。運ばれてくる料理は、どれも一定以上の味を保ち、揚げた春巻きも具の旨みが半端ではなかった。五目もち揚げやあんかけチャーハンも、お薦めだというタロイモの揚げものも、ガヤガヤカチャカチャと豪快に食べるというよりは、どこかのんびりしてゆったり食事ができる雰囲気。メニューの三分の一が点心だったのではないというほど、豊富な種類の点心を揃えているところもいい。とにかく点心好きという人にはぴったりでは。