本当にこういうSLがあって、それを番組にしたんじゃないか？と思うほどのクオリティ。子供達の気持ちをぐいっと惹きつけて、離さないだけの魅力は、確かに、分かる気がするな、と親になって、この年になって、わかるというか。
煙を吐きながら、そして蒸気を噴き出しながらトーマスが、アニーとクララベル（客車）に合体する。初めて、トーマスに対面する瞬間。大井川鉄道の新金谷駅は、臨時駐車場がどんどん出来て、出発２時間前から賑わっていた。子供子供子供子供。その数に比例した家族が、誰もみんなやはりテンションは高めで。
トーマスに乗車する。記念撮影を一通り済ますと、実際に車内へ。扇風機のみ、エアコンなし。向かい合わせの座席は、間隔が狭く、向かい合って３人家族同士が座るという過酷さ。窓を全開にして走りながら、煙が車内の中に入ってきて、それでもお弁当を広げて楽しく食べる。子供にテッパンは、トーマス弁当950円也。
沿線には、走るトーマス列車を見ようと、大勢の人が居て、決まって手を振ってくれる。吊り橋、鉄橋、田園風景。確かに、乗るのと同じぐらい、沿線からみるもの魅力的だな、とか。温泉エリアを通過するときには、露天風呂から素っ裸の人達が、手を振ってたり。
子供達にとって、夢の時間。まさしく、本当に、そんな空間だった。