日本食といえば?という質問で一位になる「ラーメン」(ミラノで開催の万博、日本のパビリオンでの質問)。東京のどの街でも、全国各地のラーメン屋が乱立している。おいしいラーメンは数限りないように思えてくる。
2009年から始まったこの東京ラーメンショーも7回目。ご当地ラーメンを東京に呼んで、一同に集めることで客を呼び、知名度を上げよう。そんなラーメンショーが全国どこでも開かれるようになって、差別化の必要があるのか?最近では、そのショーでしか食べられないコラボラーメンが提供されている。
私が訪れたのは、今年のラーメンショー、第一幕。外国から参戦したのはドイツのラーメンで、第二幕なるとニューヨークからクラムチャウダーのヌードルが来る。第一幕で注目は、富山ブラックでいつも人気を集める富山の店が、ご当地食材の白海老をつかって「白」というか「黄金」ラーメンを。食べてみると、海老出汁が濃厚で、なによりホロホロに溶けるチャーシューが美味しかった。あとは、味噌ラーメンの元祖が北海道から来たり、昼時を外すとだいたいの店が並ばずに食べられるのに、愛知の台湾まぜそばだけはずっと行列だったり。
コラボものでは、何と言っても「ラーメンの神様、山岸一雄とラーメンの鬼、佐野実」のコラボ醤油ラーメン。麺とスープがそれぞれの店から出されたというので、普段ならそのからみ具合を見るところ、別々にスープの味、麺のコシと別々に味わう。確かに旨いが、これは普通に旨いというところを超えられないか。もう一つは、愛媛から。鯛塩そば。これは食べてみる価値ありか。
一杯、すべて850円。カップの器に盛られるこだわりの味を、どこまで吸い上げられるか、が、このショーの価値を決めるというか。煮卵やら天麩羅やら、+200円〜500円ほどでトッピングも楽しめる。ラーメンだけでなく、ドーナツや地方の特産品をうるブースもある。