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トニーラカ アートギャラリー 
TONYRAKA ART GALLERY

1968年に設立されてから、彫刻や伝統絵画などの収集・販売を続けてきたギャラリー。バリ芸術があつまるウブドエリアのマス村に位置する。
1997年、息子が引き継ぎコンテンポラリーアートへと広げる。道路に面して、ガラス張りの展示室は、まさしく現代のシュッとした感を醸し出す。

緑が多く、広いギャラリーの裏側には田園風景が広がる。ぼくはとにかくWalter van Oel氏の作品に心を奪われた。白いキャンバスに黄色や青、赤の丸。ただの丸かと思いきや近づくと仏陀が隠されていたりする。レオナルド・ダ・ヴィンチも隠れていた。余裕を持たせたスペースに、絶妙の配置。こればかりは、このギャラリーに足を運んで見るべき価値を持っている。

訪れたのは2013年1月28日。ちょうどPeter Dittmar氏の「New Colour Windows and Calligraphy」展が延長して行われていた。開店するレストランはことごとく遅れて、予定されている展覧会は普通に延期されるバリ風に考えると、この延長はぼくにとってラッキーだった。色を区切る窓、という豊富なバラエティを見せてくれる。ぼんやり眺めているだけで、猛暑だった外気とは別格の、床からのひんやりした心地よさを感じたりする。

ちなみに、e-mailで問い合わせると、信じられない早さで返答をくれる。