デザインに特化した都市型ホテルとして、オープン以来人気を博しているTRUNK(HOTEL)。外国人が多いのが特徴だ。創りだす場の雰囲気が、とてもカジュアルで安らげて、居心地の良さが百点満点のこちらのダイニング。TRUNK(KITCHEN)は、その手ごろな値段、スパークリングワインや赤、白ワイン、クラフトビールなどの豊富なドリンクも合わせて気軽に行きたい店といえる。
まずは、ホテルのエントランスを抜けて広いロビー。ここは、平日ならラップトップパソコンを開いて私服で仕事をする人や、ストアでセレクトアイテムを物色する人、もしくはスタンディングテーブルのテラスで寄りかかってビールを飲む人が群がり、楽しく会話をしている。その雰囲気は、完全にヨーロッパの昼下がりを思わせる。
ダイニングでは、ランチセットがお得(アラカルトもある)。1,500円でサラダとお代わり自由なパンかライス、そしてメインのチョイスができる。メインは、鶏、豚、魚のいずれか。牛や羊も追加代金で選べる。そして、ドリンクメニューからスパークリングワインを頼み、サラダと一緒にランチをスタート。テーブルに座って会話が弾み、ドリンクを赤のピノ・ノワールに変えるころ、メインが来る。選んだのはチキンスチームロースト。流行りなのか、少しカレー風味のソースだった。添えられたフォンドヴォー リヨネーズポテトも美味で、オリーブオイルでパンを頂きながら、ランチが進む。
赤ワインをお代わりすること4杯。平日の昼から、これだけお代わりして、話していても、居心地の良さから時間を忘れる。600円でランチドリンク・デザートセットもあり、どのメニューも可もなく不可もなく、とてもおいしいカジュアルプレートと言ったところ。
ここは、空間が秀、値頃感が優、メニューが良、といったところで、他にも「串」屋が屋台風(それもおしゃれ)に展開されているので、ホテルに泊まって、そこで出会った外国人が、楽しく過ごせる「食」の時間は、とても魅力だ。
【オールデイダイニング】
TRUNK(KITCHEN) @渋谷
2019年6月12日