Tokyo Ramen of the Year
TRYラーメン大賞フェス2024

@歌舞伎町
2024年12月1日

首都圏の旨いラーメンを決めるTRY(Tokyo Ramen of the Year)も早いもので25周年。ここで選ばれたラーメンは日本中にその名をとどろかせます。言ってみればラーメン業界最高権威。そのTRYラーメン大賞から選出された店舗が期間限定で勢ぞろいするラーメンフェス。場所は歌舞伎町の大久保公園(2024年11月26日(火)〜12月15日(日)まで)。

訪れるタイミングによって、出店している店が違うので、この3週間弱の間になんども足を運びたいところ。ただ、夜になると、場所が場所だけに、気を付けながら。で、私が訪れた日、TRYからの選出店は、「釜玉中華そば ナポレオン軒」「ラーメン ししょう」「Zweiter Laden」が並ぶ。日曜日の12時過ぎ、新宿歌舞伎町にとっては、まだ眠りの時間なのか?人はすごく少ない。少し並べばすぐに食べられるといった状態だった。

システムには、まずは1000円の食券を買う。これでラーメン1杯分。それを各ブースに渡し、トッピングを追加したければ、その場で現金で払う。屋台ラーメンからTRYに選出されるまでになった「ししょう」の一杯は、なんとも落ち着く味。店主は大声で、想像を超える感動を提供します、と連呼していたが、これを食べた私は思う、「想像通りの安定した心地よさ」だと。ただ、この想像というのは、普通の中華そばにはない、奥深さはもちろんあるんだろうな、という期待のハードルがあって、そこは簡単に飛び越えてくれている一杯だ。

そして、このラーメンフェス。TRY選出店だけではないのが魅力。覆面調査で発見した本当に旨い店だけを掲載することで知られるグルメ情報誌「おとなの週末」が選んだラーメン店も並んでいるのだ。

この日、おとなの週末選出の店は、「極濃豚骨らーめん小僧」「寿製麺よしかわ」。息子と訪れた私は、二人で別々にこの2店に並び、息子がらーめん小僧、私がよしかわを。息子は現金がないと思い込み(本当はもっていたのに)トッピングができず坊主の一杯。それでも、大満足の旨さだったらしい(私も、一口すすっただけでそれがわかった)。で、私は「よしかわ」の一杯。味玉をトッピングした。これは、よくありがちなちょっと甘い感じのこだわり醤油ラーメンで、魅力は何と言っても麺。本当に、スープ、具材と相性のいい究極の麺だった。

よしかわとししょうを食べて、さぁ、次へ行こうかとしたが、さすがに満腹。徐々に人も多くなり始めた。これは、昼に行って、ぶらぶらした後、また夜に来る。そんなペースがこのフェスに合っている。

1杯1000円(以上)で提供するだけあって、しっかりとしたものが出される点が、本当、満足度の高いフェスだった。




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