2008年9月25日(木)
7日目

サマルカンド→タシケント→ソウル


朝6時に起床。
隣の部屋では夜おそくまで歌を歌いながら、何がそんなに楽しいのか。何語だろう?なんてさぐっているうちに寝た。部屋の構造上、本を読みながら寝るので電気はつけっぱなしで、昨日のあの女性がみたらおこるよ、、、と思いつつも、消しにいくのがじゃまくさく、、、またつけっぱなしで寝た。

今日の夜に飛行機が出るのできれいめに顔を洗う。ずいぶん焼けて肌がパリパリだ。とくに唇が痛い。
にしても滞在時間の長い部屋だった。この部屋に変わってよかった。

朝食はいつもの砂糖入りのおかゆで、パンとコーヒーを中心に食べる。ナン?のかたいパンともう一種、柔らかいほうのパンが美味だ。

さぁ、これから駅に行って、タシケントへ向かい、そのまま帰国だ。早かったなぁ、相変わらず。

9時過ぎ、3泊したバハディールをチェックアウトする。12ドルの部屋に1泊、15ドルの部屋に移動して2泊、夕食2ドルが3回で計48ドルを払う。また戻ってこいよ、といわれた。このスタッフ、もう顔を完全に覚えたな。なんだか一番思い出深い部屋になった。いろんな意味で。

そして最後となるレギスタン広場へ。話しかけられることが多く、帰りの僕に「ウェルカム・トゥー・ウズベキスタン」というのは、なんだかな。去る日に言われると、逆に感慨深い。

駅までは路線ミニバス3番でいく。昨日までは気にならなかった砂埃が妙に嫌なのは、このままの格好で帰国するからだろう。

バスはタクシーとちがって運転が荒い。安いけど。そういえば例のベルギー人のおじさん、昨日、列車のことを教えてあげたが、買いに行ったかな。お金あるから、またタクシーなのかな。乗っては降りてを繰りかえす路線バス。市民の足なんだなぁ。400スムだしね、どこまでいっても。改めてきれいな女性が多い。民族衣装も素敵だ。

10時前にボグザール(駅)についた。出発まで1時間ほどある。きれいな、というよりステンドグラスあり、宮殿のようなシャンデリアあり。なんともまぁすてきな駅だ。ここでもロシアの影響を感じる。

むき出しの線路を眺めながら日記を書く。

10:50頃、列車が到着し、11:10発、これは驚くべき正確さでサマルカンドを出発した。座席は指定。通路側だったのが残念。ただ、スピードこそのろのろだが、シートピッチは長いし、揺れるが座席も快適だった。サマルカンドからタシケントまで4時間ちょっと。各車両にあるテレビでウズベキスタン映画?をやっていた。にしても、こういう国の移動は、本当にみんな荷物が多い。時々、ほんとに不思議に思ってしまう。列車は僕たちにとっては外国人料金もないし安いが、地元の人にとっては「ひと旅行」なのだろう。市民の足と言うよりはなんというか「うわついた」感じがあった。

砂山や農地、国道そばなどを通りタシケント駅へ。
途中、どこかの駅で止まったので、デッキにいって写真を撮った。

15時ちょうど、予定通りタシケント駅に着いた。本当、時間が正確なのだ。タシケント駅からチョルスーというバザールまでメトロで移動する。300スムでジェトンというプラスチックのコインを買う。列車で隣に座っていた日本人の女性が、ティムール広場そばでホテルを探すというので、途中まで一緒に行く。

ウズベキスタン・ラインで1本。チョルスーは大バザールだ。

香辛料、野菜、果物、靴から鞄、ちょっとした家電まで、とりあえず、ここですべてそろってしまう。このチョルスーで、行きの飛行機で一緒にチェックインしたあきる野市の市役所員、Yくん、24歳と出会う。彼はタシケントにけっこういるらしく、バザールを少し眺める。シャシリクを焼くのは、本当に香ばしくていい香りだ。香辛料の一角もすごい香りだけど。

そこで、アエロフロートで来て、今日?明日?午前4時のフライトでモスクワに行くというKさんにあった。30歳と年齢がちかいことより、なんというか波長が合う人だった。3人でバザールをみて、Yくんがツム百貨店で買い物をするというので移動する。またメトロでコスモナウトラルへ。ツム百貨店は結構百貨店ぽい。ここで60,000スムの買い物をしてたなぁ、Yくん。

百貨店を出て、ピザ屋や南大門という寿司バー?という奇妙なコラボ店などをみつつ、ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場をみる。戦後、タシケントに抑留され、強制労働で日本人が建てた劇場。地震でもびくともしなかったとか。なんだろう、パレスホテルが向かいにあって、噴水がって…。タシケントって、都会だなぁ、改めて思う。

三人でぶらぶら歩き、またミール・バーガーへ。ついた翌日、Sさんときたなぁ。ZARAもあったりするんだ。チキンバーガーのセット5100スムを食べる。3人でこれまでの旅の話などをしていると時間があっというまに過ぎ、暗くなる寸前、6時半ごろティムール広場まで伸びるブロードウェイを通ってウズベキスタンホテルまで歩いた。結局、ここで始まって、ここで終わったという感じだ。Kさんはタシケント駅に荷物を預けているので、メトロで駅へ。僕はYくんとタクシーで空港に向かう。4000スム。

空港についてもカウンターがあいてなかったので、バーで2000スムのビールを飲み、カウンターがあいてすぐチェックイン。OZ574便ソウル行き。29A。が!なんとインチョンから東京までのボーディングチケットがきれないという。トランジットで1時間のソウルで、トランジットカウンターに行くなんて、席は絶対うまっているだろう。

と、Kさんが空港にきた。まぁ、夜の街にいるより空港にいた方がいいだろうな。ただ、彼はチェックインカウンターがあいてないので中に入れない。早稲田大学の探検部の学生も加わって4人でまた2階のバーへ。そこで9時過ぎまでしゃべって飲んでいた。免税店が閉まると大変なので、ここでKさんとわかれ出国する。土産物屋がユーロ表示でいまいちわからない中、残りの15ドルでチョコを。たぶん、5ユーロと4ユーロで、換算して14ドルだった。ジャストだ!

ただ両方ヨーロッパのチョコレートだけどね。22:10、タシケントを発つ。席はガラガラだぁ。快適!がプライベートテレビがない。タシケントの夜は待ちの明かりが灯りきれいだった。さらば、ありがとう、ウズベキスタン。



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