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群馬県は草津温泉と万座温泉のほぼ中央。去年訪れた四万温泉と同じJR中之条駅から送迎バスで40分。かやぶき屋根の郷と謳うほどに情緒あふれるお宿「旅籠」に泊まった。部屋は、三国街道を模した部屋の名が連なるひとつ、川のせせらぎが眺められる部屋「金井宿」で1泊。貸し切り温泉と囲炉裏を囲んでの囲炉裏会席、朝食が付いて18800円/PP。高いか安いかと言われれば、満足度から言って、これは安いんじゃないか、と。
なにより。旧家を使用しながらも自動化や防寒が完璧で、壊さない程度にほどほどの近代化。そして、圧倒的にぬくもりのある風情。温泉は、薬師の湯はもちろん、やっぱり圧倒的な露天風呂「滝見の湯」が最高だった。
夕食会場となる濱田邸の前にはかまくらがあり、そりで滑れるスライダーもあった。この冬は雪が少ない。そう言われながらチェックインした金曜日(2月7日)は、東京も晴天、そしてここ薬師温泉も晴天だった。
夕食は囲炉裏の炭火でいただく田舎御膳。会席というだけに、目に楽しく、そしてなによりボリューミー。曰く、近くにコンビニもない山奥なので、しっかり食べてもらわないと、ということらしい。
そしてにしても中国人が多い。家族単位の個人旅行が多いと言うから、中国では相当なお金持ちかと。
部屋にはロフトがあったんだった。掃除が行き届いており、板の間は床暖完備。なにより広い琉球畳の和室が、なんとも落ち着けた。
こどもが居なければ、一階の「薬師ばー」でゆっくり飲んでもよかったかな。