八坂の塔
Kyoto, Japan
京都の五重塔。といえば東寺をイメージする人もいるかもしれません。なにしろ新幹線で京都駅につくと、ぼんやり現れてくるのですから。が、京都を観光していると、いやでもザ・京都的に印象的なのは、むしろ大観光エリア、東山に佇む「八坂の塔」。でしょうね。正式なお寺の名前は法観寺。ATOKでも変換できないぐらいの無名に近い名前でも、通称「八坂の塔」はいやでもさくさく変換できます。だからといって「ぐらい」有名とはいいませんが、やっぱりね。なんだか京都風情漂わせる二寧坂、産寧坂ときれば、この塔がなんだかんだ見える訳です。
昼間の舞妓さんは観光客です。本物の舞妓さんの昼はすっぴんです。で、お稽古に行ってます。その行き帰りにみれば、やっぱり本物です。外国人も多いです。わび・さびがなんなのか、言葉にできなくてもじんわり実感できるところが東山です。よく「人がいいし、雰囲気はばつぐん」なのに、なかなか観光地として売れない。決定的にシンボリックな、キャッチーなところがないからだという話をアイルランドじゃなくても聞いたりします。の、点から言えば、京都らしさを一発検索してくれるかのような八坂の塔。この塔の近くに行って「聖徳太子」が建てたのか、なんてしらなくてもいいし、隣接する「イルギオットーネ」でイタリアンを食べたって、なんというか京都なんですよね。個人的にいえば、この界隈ではイノダコーヒーもいいけれど、西利でお漬けもん、といきたいところですが。