働き方改革、という言葉をここ最近本当によく聞く。ライフイベントに合わせた働き方、個人の「趣味」を犠牲にしない働き方。〈時間〉=〈仕事量〉にしない効率化を求める。仕事量にムラのある人は、忙しいときにたくさん働き、ヒマな時は早く買える。そして、コンサートや食事にでも出かける。その余暇(余裕)が、仕事の効率化を加速させる。そんな風なとらえ方も、あながち間違いではない。
厚生労働省のHPによると
「働き方改革」の目指すもの
●我が国は、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの状況に直面しています。
●こうした中、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題になっています。
「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。
と、なる。
それに平行して「休み方改革」も進められようとしている。休み方を改革する。簡単に言えば、お昼休みをみんな12時から取るから店が混んでて困る。始業時間がみんな9時だから電車が混む。そんな中で、分散すればいいではないか、というもの。【キッズウィーク】がその代表格。以下、朝日新聞より。政府は18年度に夏休みなど学校の休みの一部を別の時期に移し、親も一緒に休暇をとるよう促す「キッズウイーク」制度を創設する。安倍晋三首相は「大人が子どもと一緒に過ごす時間を多く確保するために休み方の改革を進める」と説明。祭りにあわせた休みを設ける那覇市など11自治体で試みが始まるものの、社会全体に広がるかどうかはなお不透明だ。
ゴールデンウィークもシルバーウィークも年末年始も盆も。みんなの休みが一緒だから、普段なら8,000円で泊まれるホテルも30,000円になる。分散すればいいではないかという根本的な考え方には賛成だが、根付くかどうかの問題かも知れない。プレミアムフライデーのようにならないことを願って。