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養老天命反転地
@岐阜
2021年7月22日(木)
アートの中に飛び込んで、走り回って遊んで体感する世界感。
この三半規管をもてあそぶような、不思議なアンバランス。
「世界的に有名なアーティスト、荒川修作氏と
そのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の
30数年に及ぶ構想を実現した、
身体で直接体験できるアート作品」が並ぶ。
オープンしたての時に話題になり
(その時わたしはまだ学生だった)
それからずっと行きたいと思いつつ、
ようやく(親になって息子を連れて)
足を運ぶことができた。
場所は広大な養老公園の中にあって
良い意味で整備がまったくされていない自然風化の中にある作品たち。
走り回って汗だくで、
なによりいちいちがフォトジェニック。
カラフルな迷路のようなオフィスは、真っ直ぐ歩いているのに潜ったり、浮き出たり。
高低差を遊びながら、カラフルな視界が特別に感じる。
「昆虫山脈」と名付けられた岩を登ると、登場には井戸があり、
え?なんで、こんなに登ってきたのに井戸?という不思議感がたまらない。
そのまま「極限で似るものの家」を探検したら、精緻の棟へ。
この坂道がなだらかに楽しい。とにかくアートだ。
そして、めちゃくちゃ、暑い。
開ける視界が気持ちよく
日本地図が地を這い、まるで浮遊感を感じるように跳ね歩く。
子どもはもちろん、若いカップルの姿も多く
蜘蛛の巣に絡まりながら「登って行く」。
すり鉢状の底の「宿命の家」から、
登って行く道がとにかく辛く、楽しい。
メインステージ?のようなところから
運動路をぐるりと周りながら、あ、ここに北海道がある!なんて
発見もまた、アートの中に飛び込む感覚を刺激する。
これだけの敷地に、コレだけの体感アートの世界があるのは
まさにシーニックだ。
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