日本で一番最後に沈む夕陽。日本列島の最西端、与那国島
で眺める夕陽は、一日の終わりで、不思議と何かが始まるような
じんわりとしみ出してくるモノがあった。ここで、これを見るのと見な
いのとでは、うまく言えないが、全然違う。

宮沢和史は謳う、「一日の中に夕焼けが必要なように、BEGIN
の歌がどうしても必要な時がある」、と。「あの日、途方に暮れて
眺めた、傘のない雨……」、BEGINの「あふれる涙」が頭の中で
渦を巻いて、高速スライドショーのような考えがペラペラとめくられ
ショートしたら、真っ白になって…、そして、暗闇になった。

西崎、その昔、人頭税のために死をかけて飛び越えたという
クブラバリ。ジャンプした人の、続き。

日本で最後に沈む夕陽が、完全に沈んだ。
一日の中でどうしても必要な、時間、だと思った。

与那国島ならではの
「夕陽」

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Data:
Place→ Okinawa Pref. 台湾まで111kmの日本最西端の島
Access→ Flight or Ship from Ishigaki-Island